大学偏差値と高校偏差値の違い
大学の偏差値と高校の偏差値を同じよう比べる人は意外と多いのではないでしょうか?大学偏差値は高校偏差値と違い偏差値を算出する対象が高校とはかなり異なっています。
偏差値というものはある集団の相対的な価値なので、その集団のメンバーが変われば偏差値も当然変わります。
現在の日本では高校への進学率はほぼ100%に近い状況ですが、大学への進学率は約50%です。
ざっくりとした考えですが、高校の時と違い偏差値の母体となる集団が半分になります。
また半分になった内訳は専門学校や就職ではなく、進学意志のある人たちで計測されますので、比較的学力が高い人が多くなります。 高校の偏差値と大学の偏差値が違うといわれるのはココが重要なポイントになります。
高校偏差値が60だった人が大学偏差値が50になるといった現象はこのためです。
大学偏差値の出し方
大学偏差値はこのような状況のため、母体するメンバーが全員でないため算出するのが高校偏差値より難しいです。また各予備校毎に数値が異なるのもこのためです(各予備校で行う試験対象者のみの偏差値算出です)。
また代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備校など各々の合格基準で偏差値を提示していますので、予備校にかよってない人は混乱するでしょう。
偏差値はこちらの大学偏差値を参考にするのがお薦めです。
同じ大学でも学部や学科によって偏差値が異なるのも大学偏差値の特徴ですので、大変見やすくなっています。